部下が意見を言わない…心理的安全性は大丈夫?

質問者

部下がなかなか意見を言わなくて…。どうやって接するのがよいのでしょう?

さくらこ

部下が意見を言わなくて困っているケースはよく聞きますね。

目次

心理的安全性とは

心理的安全性とは

組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対しても安心して発言できる状態のこと。

1999年に提唱した心理学用語で、チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態。

Googleが2012年ごろに実践したということで有名になった言葉ですね。

私の経験談

私が仕事で頑張れたときの理由の一つに、周りの人間関係があります。

例えば上司との関係。
こんなことを言ったら怒られるかもしれない、変に思われるかもしれないと思って発言しても、結果的には怒ったりはせずに意見をしっかり聞いてくれて具体的な話にはいってくれる、こういった経験を部下側が積むと安心して発言することができます。

それはチーム間のメンバー同士、同僚同士でも同じです。

ブレストでは他者の批判をしないというルールがありますが、それと同じです。
意見段階ではまず聞くということが大事ではないかと思います。

逆に過去あまりよくなかったなと思うのは、萎縮して何も発言できない状態だったときです。
上司が怖すぎて相談できない、同僚やチーム内の人に質問をしてもそんなことで質問してくるなといわんばかりの態度、常にギスギス…、このような環境でした。
その時はもう質問するのはやめよう、協力するのもやめようという気持ちになってしまいました。

これでは会社として、組織として不健全ですね。
しかしながら、多かれ少なかれ実際にありますよね。

効率や生産性という面から考えても、心理的安全性は重要だと考えます。

心理的安全性をはかる7つの質問

心理的安全性をはかる有名な手法があるのでご紹介します。
組織行動学者のエイミー・エドモンソン氏が提唱した7つの質問です。

7つの質問

・チームの中でミスをすると、たいてい非難される

・チームのメンバーの間で、課題や難しい問題を指摘し合える

・チームのメンバーは、自分と異なることを理由に、他者を拒絶することがある

・チームに対してリスクのある行動を取っても安全である

・チームの他のメンバーに助けを求めることは難しい

・チームメンバーは誰も、他人の仕事を意図的におとしめるような行動をしない

・チームメンバーと一緒に仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、活かされていると感じる

7つの質問の中で、ポジティブな回答が多いチームは「心理的安全性」が高く
一方、ネガティブな回答が多いチームは「心理的安全性」が低いとされているそうです。

チーム間の意見を活発化させるには、この7つの質問がポジティブな回答になれるように、まずはリーダーから行動をしていくことが重要だと思います。

最後に

注意点として、皆が意見を言えるようにしようと緩い雰囲気を作りだすことではありません。
お互いが自分の業務や役割を理解した上で成り立たせなければいけません。
決して馴れ合いではないのです。

こうしたら心理的安全性を手に入れられるという近道はないと思います。
先にご紹介した7つの質問を問いかけながら、追求し続ける姿勢こそが大切ではないでしょうか。

あなたがいるチームの心理的安全性はいかがでしょうか。
ぜひ7つの質問をチェックしてみてください。

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