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【キャリア・転職】転職活動を始める前に、やっておくと良い準備とは?|キャリモヤLab

目次

転職活動を始める前に、やっておくと良い準備とは?

前回の記事では、「上司の答えありきの提案環境にモヤモヤし、転職も視野に入れている」というご相談をもとに、転職を考える際の視点をお伝えしました。

今回はその続きとして、実際に転職活動を始める前に、どんな準備をしておくとスムーズか?というテーマでお届けします。焦らず、納得のいく一歩を踏み出すためのヒントになれば嬉しいです。


1. 自分の「キャリアの棚卸し」をしておく

転職活動をする際、一番よく聞かれる質問のひとつが「これまでどんな仕事をしてきたか」「どんな実績を出したか」です。
ここであいまいな説明しかできないと、どんなに良い経験をしていても伝わらず、評価されないことも…。

おすすめなのは、「業務内容・成果・その中で意識したこと・得られた学び」をセットで書き出してみること。
たとえば:

  • 【業務内容】新商品プロモーションの企画運営
  • 【成果】SNSフォロワーを3ヶ月で2000人増加
  • 【工夫したこと】ターゲット層の悩みをヒアリングし、言葉を寄せた発信にした
  • 【学び】自分の発信力と、顧客目線の企画力を再確認できた

こうした振り返りは、面接対策だけでなく、自分に合う職場を見極める材料にもなります。


2. 自分の「軸(価値観・大事にしたいこと)」を見つめ直す

転職で失敗しやすいパターンに、「環境だけを見て選んでしまった」「有名な会社だから」という理由で決めてしまう、というものがあります。
でも本当に大切なのは、「自分はどんな働き方をしたいか」「何を大事にして働きたいか」です。

キャリア心理学者シャインのキャリア・アンカー理論では、自分がキャリアにおいて手放したくない価値観(アンカー)を見つけることが重要とされています。たとえば:

  • 自律性:自分で裁量を持って動きたい
  • 安定:安心して長く働ける環境がいい
  • 専門性:ある分野の知識やスキルを深めたい
  • 社会貢献:人や社会の役に立ちたい

自分のアンカーが分かると、「どんな職場が合いそうか」がクリアになり、ミスマッチも防げます。


3. 情報収集は「企業の内側」にも目を向ける

求人票に書かれている情報は、ごく一部にすぎません。
たとえば、「自由な社風」と書かれていても、実際は「上司の顔色をうかがいながら提案する空気」だった、なんてことも…。

求人サイトだけでなく、

  • 転職口コミサイト(例:OpenWork、ライトハウスなど)
  • 企業の社員インタビュー記事
  • その会社に勤めている(いた)人のSNS投稿
  • 業界の知り合いに聞く

など、リアルな声や文化の雰囲気もできるだけキャッチしておきましょう。


4. 応募書類や面接対策は“自己理解の延長線”で

履歴書や職務経歴書を書くとき、つい「正しく書かなくちゃ」と構えてしまいがちですが、
一番大事なのは「あなたがどんな人で、どんな働き方を望んでいるのか」が伝わることです。

面接でも、正解を言おうとするより、「自分の価値観やスタイル」と「会社との相性」を確かめ合う気持ちで臨むと、自然体で話せます。


5. 焦らず、自分のペースで進める

転職活動は、情報が多く、まわりと比べて焦ってしまうこともあります。
でも、大切なのはあなたが納得できる選択をすること。
不安になったときは、信頼できる人に話してみたり、キャリア相談などを活用して「自分だけで抱えないこと」も大事です。


まとめ:転職活動は、“自分を知るプロセス”でもある

転職を考え始めたら、まずは外に出る前に「自分の中」に目を向けること
キャリアの棚卸し、価値観の確認、情報収集などを通して、自分らしい選択の土台を整えていくことで、「ここに来てよかった」と思える転職先に出会える確率はぐんと上がります。


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